このスレではラクダ選び~出発まで書ききる予定
去年の12月のはなし
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引用元: ・砂漠の民に憧れて、ラクダと一緒に砂漠を旅することにした冒険家だけど【その2】
前の記事
当初の予定より1ヶ月弱ほど早い出発だけど、現地での事前準備の核であるチュニジア語学習が予想より遥かに早く進んだから、問題ないだろう
現地の服装とヒゲ(中東などの敬虔なイスラム社会ではヒゲが無いと大人扱いされない)、話す言葉、そして匂い(現地の安い香水を使っている)まである程度周りに近づけることができた
実際初対面のチュニジア人たちと話していても、もう観光客には見られないし、アラビア語専攻の留学生かここで働いている労働者か?と聞かれることしかない
ドゥーズが近づくにつれてどんどん植物が減り、岩や砂の景色が増えてきた
ルアージュ内ながら、なんだか空気も乾燥して来たような気がする
いよいよおれの大好きな砂漠の入り口にある町、ドゥーズに行けるんだ…!!
ワクワクしながらバス内で時間を過ごし、到着
眩くて熱い日差しとカサカサに乾いた風に歓迎されながらバスを降り、安い宿はないかと周りの人たちに聞き始める
そして、すぐに安宿を発見
ドゥーズ中心部にあるにも関わらず、1泊304円でしかも共同シャワー付きだ!!
https://i.imgur.com/hzHlk3C.jpg
到着後、急いでバックパックを部屋に置いて貴重品を持ち外へ
ひとまず、宿はどうでも良い
砂漠!
砂漠へ、早く行きたい!!!
砂漠地帯が広がっているであろう場所へ速歩きで向かう
主要道路はアスファルトだったけど、道路脇は多くが砂の道になっていて、すぐ外は砂漠だというのがよく分かる
3kmほど歩いて街の外に出て、道路から逸れて砂の道を歩き続ける
そして…!
https://i.imgur.com/gHtKFlC.jpg
おれは、死ぬ時は砂漠だと決めているくらいに砂漠が好きだ
死んだら骨を粉にして砂漠に撒いて欲しいと思っているくらいに砂漠が好きだ
エジプトでのラクダの遊牧から4年
ついに…、戻ってきた
周りの砂の上には桜の花びらの形をした大きな足跡がたくさん残っている
事前に調べていた通り、今回の冒険の相棒となる動物はこの辺りでたくさん飼育されているらしい
誰もおらず静まり返った砂漠で何をするでもなく1時間ほど過ごし、宿へ戻ろうともと来た道を引き返す
そして道路付近まで来たときに、馬に乗って格闘のようなものをやっている親子を発見
どうやら馬の上でアクロバティックな動きをする競技の練習らしい
馬は驚くほど良く調教されていて、その親子の乗馬スキルたるや、キルギスで見てきた誰よりも優れているものだった
馬上で逆立ち、そしてわざと落ちかけてからのアクロバティックな馬上復帰、さらに馬にその場でジャンプさせるなど、見たことがない動きばっかりだった
そして練習は終わり、連絡先を交換して、次回やる時は是非呼んで欲しいといって別れ、宿へ
ちなみにラクダ市場はやっぱりしあさっての木曜にあるようだったから、それまではラクダについてはあまり進展が無いだろう
【リアルRPG 砂漠編8】いよいよドゥーズへ!馬を操る謎の競技に遭遇!
https://youtu.be/8PWdqQxX-ds
アイメンは凄く育ちの良さそうな顔をして顎髭をたくさん蓄えた、綺麗な声の青年だった
アイメンとその友達たちと一緒にバイクに二人乗りして、ヤシの木がたくさん茂る地帯を抜け、ラクダたちがたくさんいる村を抜けて砂漠へ
一番左がアイメン
https://i.imgur.com/J7z4d1B.jpg
その後、日が暮れてきたのでカフェへ戻ると、今度はアイメン友人だという他の男たちが声をかけてきた
おそらく20歳前後だろうか
「ようこそチュニジアへ!おれはファラハ!
こっちはラエッドで、そっちがブラムだ」
ファラハは185cmくらいある細身の男でサッカーや打楽器が好きな男だった
将来の夢はアニメーター(アニメを作る人ではなく、司会者やMC、会場の盛り上げ役のこと)らしい
ラエッドは170cmくらいでメガネをかけている青年で、経済学を学んでいた
将来の夢は国内有数の合唱団体に所属して歌うことらしい
14万円したというcanonのカメラを持っていて、適当に撮った写真からもその技術の高さが伺えた
ブラムはドゥーズから25kmほど離れた町を拠点にしているらしく、現在はたまたまドゥーズへ来ているとのことだった
https://i.imgur.com/AYObI23.jpg
ファラハ
「そんなことよりGo、オレが言うことを繰り返してほしい
『幸せか?』…」
おれ
「え、何それ」
ファラハ
「いいからいいから」
おれ「わかった」
ファラハ
「『幸せか?』」
おれ
「『幸せか?』」
ファラハ
「『より大いなる幸せは向こうからやってくるんだ!』」
おれ
「『より大いなる幸せは向こうからやってくるんだ!』
…何これ」
ファラハ
「おー、Goすごいすごい、もっかいいこう!」
ファラハはインスタで生中継を始めて同じやり取りを繰り返させ、さらにその後その動画を撮って、インスタやFacebookに投稿した
街角(砂漠だけど)でのインタビューの際に、「幸せですか?」と聞かれ「より大いなる幸せは向こうからやってくるんだ!」(=とても幸せです)と答えた男がいるらしく、その奇妙な返答がウケてYoutube等で拡散され人気となっているらしい
彼はその後そのネタでテレビ出演も果たしているので素人ではないかもしれないが、多くのチュニジア人の認識としてはコメンテーターなどではなく素人とのことだった
そしてそのままファラハの家にお邪魔することになり、夕食をいただく
大好物の激辛パスタと揚餃子的なやつだ
https://i.imgur.com/yxWfePQ.jpg
帰宅後、プライベートなSNS(フォロー/フォロワー20人程度で海外向けにロシア語とアラビア語で発信している)のフォロワー数が一気に50人くらい増えているのに気付き唖然とした
どうやらファラハのFacebookの投稿をネタ元の男がいいねしたらしく、それが拡散されてしまったらしい
その後もフォロワーは増え100人以上の増加となり、町を歩くと必ず「Facebookの動画見たよ、観光楽しんでね」や「幸せですか?」などと声をかけられるようになった
ファラハはいつもドゥーズ中心部のカフェでたむろしていて、おれも中心部の宿に泊まっていたから、この辺りの人の多くがファラハの友人で、動画を見たようだった
そして数日経ってもその絡みは全く収まらず、宿の正面のカフェで一日中過ごしている若者やおじさんたちにも知られてしまったようで、宿を出ると「幸せか?」と聞かれるようになり、名前を覚えてもらえていなかった宿の主人からも「ゼーヒ(幸せ)」と呼ばれるようになった
たぶん、アジア人がチュニジアの内輪ネタをやっているというのが受けているらしい
日本でも、ぼっち系Youtuberの外国人のファンが有名となり多くの人に知られ他Youtuberとのコラボなども発生している…というパターンはあるようだし、たぶんそんな感じなんだろう
こうして、ラクダを探す前の段階でおれはドゥーズで有名になってしまった
この国ではできるだけ目立たぬようラクダ購入をしようと思っていたけどもう無理そうなので、別の方針にした方が良いかもしれない
【リアルRPG 砂漠編9】ドゥーズの街を散策していると、バイクに二人乗りして砂漠へ行くことに! ラクダがいっぱい!!
https://youtu.be/DhyPzJgypvE
中東から北アフリカが一番旅情を覚える嗚呼旅してるなぁーと
かさっかさに乾いた風とか太陽の感じとか、日本にはないし異世界感強いよね
…いた!
https://i.imgur.com/qoXChzM.jpg
ラクダたちは森の中の空き地でのんびりと過ごしている
ラクダの周りにはハエが沢山いたけど、エジプトでもそうだったし仕方ないだろう
その後はカフェで昨日仲良くなった皆と話し、そして夕方、ファラハに誘われてサッカーの練習を見に行くことになった
監督もプレイヤーもけっこう真剣にやっていて、いい雰囲気で練習できているようだ
そしてまた次の日の朝、今度はインテリ系男子ラエッドとカフェで雑談
最近は毎日いろんな人からカフェやイベントに誘われる
ラエッド
「Goは今はどこに泊まっているんだい?」
おれ
「ドゥーズ中心部にあるホテルだよ
一泊300円で安いんだ!
シャワーはぬるいけどね…笑」
ラエッド
「なら僕の家の近くだね
シャワーが良くないなら、良かったら明日にでもハマムに行こうよ
毎日夕方から開いてるよ」
おれ
「おぉ!
行きたい!!」
ハマムというのは北アフリカのサウナの事だ
大きいところだと日本の銭湯のように浴槽があるけど、小さいところには浴槽は無く、サウナ内でタライに湯を入れて少しずつ体を洗うことになる
ラエッドによると大きめのハマムが町にあるそうだから、久しぶりに湯に浸かれるかもしれない
ラエッドと話していると写真家のブラムがやって来た
ブラム
「おいGo! 今から別の町行くぞ!
友達に会ってほしいし、写真スタジオもあるから!」
というわけで、半ば強引にドゥーズから北へ25kmほど行ったところにある町、ケビリへ
フォトスタジオにはフダという名の綺麗な女性がいた
ブラムの親友らしく、いきなりやって来たおれの事も歓迎してくれた
そして、ケビリで何をするでもなくドゥーズへ戻る
今日は弟の誕生日らしく、ブラムはお菓子屋さんでケーキを買って、そのまま別れ帰宅
その後は何事もなく夜になり、就寝
明日はいよいよ動物市場だ!
【リアルRPG 砂漠編10】ラクダを探しに出発!友達のストーリー連投で現地人フォロワーがいっぱい増えて冒険家だと言いづらい状況に…
https://youtu.be/66sFs7vLkTg
チュニジアではバスケをやってる人はほとんどいなくて、サッカーがめちゃくちゃ人気
https://i.imgur.com/VmLdwI4.jpg
朝、市場へ
ラクダがいるはず!!
しかし
あ、あれ…?
羊やヤギはたくさんいるが、ロバ以上の大きさの動物が見当たらない
色々な人から話を聞いて、なんとかロバ、馬を見つけることはできたものの、ここにきて大きな誤算があったことを知る
…なんと、「ラクダといえばここ」と世界的なレベルで名高いこのドゥーズですら、普段の動物市場にはラクダが来ないらしい
となると、計画変更だ
現状ラクダの購入方法は2つに絞られた
1、ドゥーズのラクダ飼いと知り合いになって直接譲ってもらう
2、12/19からの祭りでは近隣諸国からもラクダがやってきてラクダの売買が行われるそうなので、そこで買う
本命は2(数が多く、連れ帰る輸送費の問題があるので値段を吊り上げられる可能性が低い)だけど、祭りはまだ先だから、今日はドゥーズのラクダ飼いを探すのが良さそうだ
この市場にも来ているだろうと探した所、ラクダの世話をしているというイメッドという男に出会うことができた
おれ
「こんにちは
イメッドさんですか?
僕は…」
イメッド
「より大いなる幸せは?」
おれ
「向こうからやってくる!!」ビシッ (いやお前もおれのこと知ってんのかよ…)
イメッド
「ハハハ! Facebookで何度もシェアされてたからすぐ分かったよ笑」
おれ
「そ、そうなんですね…
あの実は、ツアーとかはいらないんですが、ラクダの世話をしてるようすが見たくて…」
イメッド
「へぇ、そうかい
なら後でおいでよ
夕方砂漠に来れば見せてあげられるよ」
おれ
「分かりました、行きます!!」
ラクダがいなかったのは予想外過ぎたけど、ひとまず次には繋げられた
あとはイメッドを経由してより多くのラクダ飼いと繋がって、「いい人」の雰囲気をまとっている人物(イメッドは…まあ…うん…って感じの雰囲気だった)と会うことができれば、出発準備編はクリアしたも同然だ
帰宅して体を休めよう…と思った時に、スマホが鳴りファラハからビデオ通話の着信がきた
ファラハ
「Go!! 元気か?
今どこだ?」
おれ
「神様のおかげで元気だよ
今は宿で休んでるところ」
ファラハ
「中心部にいるから来いよ!
俺の家でクスクス食べるから!」
クスクスは休みの日に家庭で食べられているイメージの料理…だけど、チュニジアでは曜日関係なくけっこう頻繁に食べる料理なのかもしれない
ファラハと合流してドゥーズ郊外の町ガラアへ向かう
歩いて行こうとしていると、車に乗ったファラハの父と会ったので、車に乗って父の家へ
前に来たのとは違う家だし、そもそも前来た時はお父さんに会わなかった
ファラハ
「うち親離婚してるんだ
この家には父さんの新しい奥さんもいる」
おれ
「そうなんだ
うちも親別居だし、ちょっと似てるね」
ファラハ
「そうだな」
ファラハの父の家には小さい子どもが何人かいたから、ドローンを飛ばして記念撮影をしたりしつつ、ファラハのお母さんの家へ行ってクスクス(麺が粒状になってるパスタ)を頂く
けっこう辛めの味付けだけど、さすがにもうそろそろハリーサ(激辛の香辛料)には慣れてきたから大丈夫だ
ファラハ
「あ! そろそろサークル行かないと!
ちょっとだけ音楽のセッションやるから来いよ!」
…というわけで、ドゥーズ中心部にほど近い音楽施設へ
警備員がいたけど、ファラハの友達ということで中へ入ることができた
たぶん日本で言うところのサークル棟のような施設だろうか
部屋がいくつもあり、音楽やその他活動ができるようになっていた
おれはダラブッカという打楽器で皆とアンサンブルをすることになった
基本的に打楽器はファラハの役目らしい
今後、冒険出発までは時々ここに来てアンサンブルをすることになりそうだ
https://i.imgur.com/tO9ERZt.jpg
ショーキは少し華奢な黒人で、「ラクダを家へ連れ帰るから手伝ってくれ」と言ってくれた
という訳で夕方、ラクダに乗って移動!!
おれの乗っているラクダには鼻に紐が通してあり、それを引くことで指示をだせるようだったけど、手元にやってくる紐は一本だけだったから今紐が通ってきている側にしか曲がる指示を出せないようだった
今はラクダの左側を通っておれの手元へ紐が来ているから、どう引っ張ってもラクダの顔は左にしか向かず、右へ行くよう指示が出せないようだった
どうやらラクダの首の辺りまで手を伸ばして紐の位置を左から右へ入れ替えないと逆への指示が出せないらしい
ショーキは紐の入れ替えをスムーズにやっていたから、おれも操駝スキルのレベル上げを頑張らないといけない
ちなみに運動神経抜群の黒人ショーキがおれの前で時々すごいかっこいい神業やってた↓
https://i.imgur.com/07vfj6m.jpg
そして、ラクダたちの寝場所に到着し、ショーキに感謝を言って別れる
その後はタクシーで宿へ帰り、予想以上の成果に満足しつつ就寝
【リアルRPG 砂漠編11】ドゥーズの動物市場! 冒険に向けて操駝の練習!
https://youtu.be/c03HpLWgP1k
https://i.imgur.com/9ihALxx.jpg
写真はドゥーズ中心部にある洞窟風カフェ
そこそこの混み具合で雰囲気も良いからカフェ飲みながら長時間PC作業とかするのに重宝した
そして夜、ドゥーズの外れに位置しているキックボクシングジムへ行くことにした
実はここ数日、キックボクシングジムの場所や営業時間について情報収集をしていた
もう1年以上キックボクシングが出来ていなかったし体もなまっていたから鍛え直すのにちょうど良いし、きっと技術的にもかなり勉強になるだろうと考えての事だ
直線ルートで行こうと考えてちょっとした砂漠地帯を抜け、ジムに到着!
いざ、たのもう!!
https://i.imgur.com/3NXxPYc.jpg
動きやすい服が無かったのと初日からサンドバッグを叩かせていただく訳にはいかないと思ったから見学予定だと伝えたけど、当たり前のようにウォーミングアップから参加することになった
そして、ジムにはインテリのラエッドが来ていた
普段は来ていないらしいけど、今日はおれが行くと行っていたから顔を出してくれたらしい
ウォーミングアップは持久力、瞬発力を共に鍛える上でかなり効率的なメニューのようだった
リングの周りを皆でぐるぐる回りながら、先生の合図に合わせて飛んだり腕立て伏せをしたり、コンビネーションを打ったりする
30分位ずっと回っていただろうか、結構強度の高い動きばかりだったから中々ハードだ
その後はキツイ所で静止する系の腕立て、腹筋、体幹と、もうウォーミングアップだけで疲れ切るんじゃないかというメニューだ
でも力が抜けた方が綺麗なフォームを身に着けやすいから、合理的なのかもしれない
その後はサンドバッグで慣らしてから、二人一組でコンビネーションの練習となった
ちなみに多くの人は裸足だったけど一部靴を履いている人もいて、おれの相手も靴を履いていたから、顔面へ飛んで来る土足の後ろ回し蹴りを受けることになった
日本ではたまにしか見ない後ろ回し蹴り
動きが大きいからさすがにディフェンスできてノーダメージだったけど、気を抜くと大けがしそうだ
そして少しだけライトスパー(防具類無し)
外国人でしかもサウスポースタイル(普段は右手を使うけど両利きなので格闘ではサウスポー)ということで皆興味があるらしく、いろんな人が「やろうよ」と声をかけてくれた
日本のジムではいちおう内弟子だったし、週6でジムに通ったりしていたから、大半の人の動きはしっかり見え、ディフェンスや攻撃を組み立てて行くことができた
最後はサンドバッグを使ってコンビネーションを連打して、疲れ切ってから練習は終わった
最後は皆で横に並んで、先生に礼を言って締めだ
更衣室へ行くと、女性の練習生が鼻血を出したようで顔を洗っていた
女性の練習生は2人ほどいたけど、どちらもヒジャブを被って男性と同じように同強度の練習をしていた
おれ
「大丈夫?」
女性は答えず、キリッとした顔で真っ直ぐにこっちを見た
怒ったり不機嫌になったりしているようすはなかったけど、その顔にははっきりと「大丈夫に決まってるじゃない。心配しないで」と書いてあった
そして、ジムを出て、ラエッドと家が近かったから、バイクに乗って町の中央へ
ラエッド
「いや、今日は久しぶりだったからほんとに疲れた!
Goは色々なことをやるんだね
太鼓を叩いてる時もリズミカルだし」
おれ
「まあ、ドラムやってたしね
ラエッドもギタリストだしキックボクシングもやってるし、幅広いよね
今日はほんとに勉強になった
ありがとう」
そして宿へ帰り、就寝
バルハシ湖見た?
バルハシ湖はカザフスタンかな?
行ったことないけど、カザフの草原や湖を馬やロバで旅するのってめっちゃ感動しそうだから、そのうちやりたいと思ってる!
長さを整えただけだけど、76円ほどでやってもらうことができ、ちょっと綺麗な感じになれた気がする
ムスリムの人々の価値観としては、清潔感、紳士感を出すためにズバリひげの手入れやデザインが重要なので、皆数日起きに床屋で顔そりをして髭をカッコ良くする
ちなみに髪のカットまでお願いすると190円かかる
安いけど、すきバサミ的なアイテムは基本存在しないので長髪の人はあまり良い髪型にならないかもしれない
おれはセルフカット派なので髭だけを綺麗にしてもらった
ここ数日はブラムは砂漠祭りに向けたPR関係の撮影で忙しいようで、ラエッドは昨日の疲れがあり、ファラハも床屋で生配信していて忙しそうだったので一人で作業をして過ごす
夜、行きつけのピザ屋へ行くと、今から結婚式に行くんだけど来ないかと誘われたので行くことにした
もう夜の10時を過ぎていたけど、これから結婚式をやるらしい
車でその屋外の会場へ行くと、ちょうど芸人さんがたくさんの壺を積み上げて頭に載せて踊っているところだった
https://i.imgur.com/cl54Tov.jpg
時々周りの人たちからチップを貰っていた
もしかするとこれも結婚式でのご祝儀の代わりになっているのかもしれない
そしてその後は会場で皆で踊ることになったけど、アジア人のおれは珍しかったようで、中央に押し出され、「より大いなる幸福は~」のネタまでやらされることになった
そして深夜0時ごろ、宿へ戻り、就寝
翌日の夕方は、ラクダたちがいるドゥーズ南側の砂漠へ向かうことにした
この日は、ショーキの兄でラクダを何頭も所有しているアーメルという男に会うことができた
悪い人間では無さそうな雰囲気を持っていたので、砂漠祭りでラクダが買えなかったら彼に交渉すると良いかもしれない
そうしてラクダ探しをしたりキックボクシングをしたり、ファラハの家でクスクスをご馳走になったりしつつ数日を過ごし、その後おれは一日だけイタリアへ行くことにした
チュニジアに再入国することでビザの期間を90日間伸ばす為だ
イタリア滞在は1日だけとはいえ往復には時間がかかるから、しばらくファラハとも会えないだろう
【リアルRPG 砂漠編12】チュニジアのキックボクシングジムへ! 友人に誘われて結婚式にも行ってみた
https://youtu.be/dxrPNF46f-U
現地の方々の年齢の感覚がよくわからん…
若いのかおじさんなのか…
GOさんは若く見られませんか?
めっちゃ若く見られるよ
20前後にしか見えないって言われる
俺も最初は現地の方の年齢推定ぜんぜんできなかった!笑
ふざけてファラハへ泣きながら手を振る絵文字を送ると、同時にファラハからも「寂しいよ!」というチャットが届いたのでそれに返信する
おれ
「同時じゃんっ…!」
ファラハ
「俺達の友情が本物だからさ!」
…うーん、やりとりキモい…けどちょっと楽しい笑
チュニスへの到着は夜になったものの、無事に前泊まっていた安宿にチェックインすることができた
明日はいよいよフェリーチケットを買ってイタリアだ
次の日
朝、フェリー乗り場へ行って無事にチケットを購入し、これで大丈夫か…と思っていたら出国手続きで引っかかってしまった
パスポートを取り上げられ、出国ゲートとは全然違う場所にある、取調室のようなところへ連れて行かれた
おそらく俺のパスポートのスタンプの押され方が特殊(始めての国にいきなり飛んで数ヶ月滞在を繰り返したり、出入国を繰り返している)だったからで、質問にきちんと答えれば大丈夫だろう
そして取調べ中、ふと後ろを振り返ると、他にも取り調べを受ける人たちが2組いた…んだけど、何人いるかとかそういうことはどうでも良かった
おれ
( 姫… )
ピンク色のヒジャブを被った、めっちゃ美人な女性がいた
他に選択肢が無かったのですぐさま声をかけて、身の上を話しつつ相手のことを聞いていく
…取り調べ中だったけども
女性はフルッドという名前らしい
未婚だった
そうしてテンションが上がった状態で取り調べを終え、その後もフルッドと色々な話をして出航までの待ち時間を過ごす
フルッドは20歳のハーフで、イタリアとチュニジアの二重国籍を持っていた関係で止められてしまっていたらしい
ナースさんになるべく終了試験を受けるためにイタリアへ行くとのことで、普段はチュニスに住んでいるらしい
彼氏はいないらしい
おれに対しても興味津々で、待合時間中は「日本人の友達ができたよ!」と友達にビデオ通話でおれを紹介していた
https://i.imgur.com/27kG0zN.jpg
フェリーに乗り込み、出航!
https://i.imgur.com/Qulov6V.jpg
ちなみにフルッドがイタリアで働くかチュニスに戻るかは終了試験の結果次第らしいので、チュニスに戻る場合はデートをすることにした
同行していたフルッドのお父様やお母様とも打ち解けられたので、フルッドがチュニジアに帰って来た時にはチュニスの家に招待してもらえそうだった
※なお、その後デートがどうなったかというと…
新型コロナ 「させへんでw イタリアで大流行したろw」
【リアルRPG 砂漠編13】フェリーに乗ってイタリアへ! ドキドキの国境取調室!
https://youtu.be/TjTyZ1l4fVQ
https://i.imgur.com/gVkFTVP.jpg
フルッドも同じチケットなので、おれの寝床のすぐ近くのソファで寝る事になった
そして翌日、夕方頃イタリアに到着し、小雨が降る中屋外でグダグダの入国審査がなされ、予約していた安宿へ
https://i.imgur.com/ljNLPG1.jpg
ちなみにフルッドはもう一つ先の港で下船するのでお別れだ
今回は入国審査で揉めないように事前予約していて、ちょっと奮発して2000円ほどの宿をとってあった
到着後、まともにお湯の出るシャワーを久しぶりに浴びて、思いっきりリフレッシュすることができた
【リアルRPG 砂漠編14】フェリーの船内探検! ライスコロッケしか食べないイタリアの祭日!
https://youtu.be/rwqbzvLp2Og
レストランでカルボナーラを注文!
https://i.imgur.com/3MzdSvg.jpg
濃厚…!!
さすがイタリア、めちゃくちゃ旨いカルボナーラだ!!!
今日はサンタルチアの日らしく、本当は粉物は食べない日らしいけど、明日チュニジアへ帰るからそんな事は言ってられずカルボナーラを食べることにした
ただしデザートとして、本来サンタルチアの日に食べるべきライスコロッケ、「アランチーノ」も食べておくことにした
せっかくだし
https://i.imgur.com/5vAGlrx.jpg
次の日、朝起きて、朝食を食べてから小雨が降る中「恥の広場」と呼ばれている所へ観光に行った
広場の中央には大きな円形のスペースがあり、そこにはほぼ裸の彫像がいくつもならんでいる
まさに恥の広場だし、イタリアっぽい感じが凄いする!
せっかくのイタリアだから、本当はドローンを飛ばして「ボラーレ・ヴィーア!(飛んで行きな)」ってカッコよくやりたかったけど、ずっと雨だったから、おれのエアロスミスは今回は飛べなかった
代わりに、帰りの船の上から遠ざかるイタリアに向かって「アリーヴェデルチ(さよならだ)」することにした
ちなみにマドモアゼルフルッドからは「今どうしてる?」など他愛のないチャットが別れてからも何度か来ていてやりとりが続いていたから、会えないと分かっていつつもちょっと良い気分だ
そしてチュニスに到着
入国審査でかなり引き止められながらも、何とか入国に成功した
滞在可能日数が90日に上書きされた
入国管理官が「なんでお前チュニジア語ふつうに喋れるんだ、観光客じゃないだろ、どこで勉強した?」と訝しんでいたけど、
「本読んだ」って言って旅の指差し会話帳を出したら「こんなんで喋れるようになるわけないだろ!」と余計に疑われた
チュニジア語は厳密にはアラビア語チュニジア方言なので、参考書等はほとんど無い
なので、この指差し会話帳がおれの主教材だった
語学スキルが上がりまくっていたお陰で、これしか教材がなくても無事にコミュニケーションに問題ないレベルまでチュニジア語力を引き上げることができた
まあ、載っている文から現地語の文法を推測して(単語も3,000語ぐらいは載ってる)、会話の中でトライアンドエラーを繰り返し、
足りない表現(何が足りないかは他言語学習の経験値のお陰で分かる)出会った人に訊いて補う、という特殊なやり方だから疑われても仕方ないのかもしれない
以前は言葉を話せないフリをしていたけど、それだと「英語が喋れる奴を呼んでくるから待ってろ」と何時間も時間を無駄にすることが多かったので最近は普通に話すようにしていた
でも、今回のように入国審査が厳しい際はもう分からないフリをした方が早いかもしれない
チュニスからバスに乗ってドゥーズヘ
途中でバスのエンジンが故障するというトラブルがあって別のバスに乗り換えることになったので、予定より2時間ほど遅れてドゥーズに到着したのは22時ごろだった
到着後、殆どの店は空いていなかったから散歩などはせず前泊まっていた宿にて就寝
さあ、もうすぐいよいよドゥーズの砂漠祭りだ!!
【リアルRPG 砂漠編15】イタリアのカルボナーラが食べたい! 恥の広場などシチリア島を散歩してみた
https://youtu.be/PSy6QlgrxFs
コメント
おお偉大なハルトマン おお偉大なハルトマン 永遠に果て無く栄えよ おお我らがハルトマン おお我らがハルトマン 銀河に名立たる王者よ 星々を手折り束ねて全て捧げてしまえば皆を約束の地へと導く銀河の父よ おお輝けハルトマン おお輝けハルトマン 過去に未来に現在に おお讃えよハルトマン おお讃えよハルトマン 讃え願えば叶う 宇宙を舞う青き翼も夢歌う桃色の花も 心その身さえ捧げよ我らが父へ おお崇めよハルトマン おお崇めよハルトマン 主への絶対の忠誠 おお願えよハルトマン おお願えよハルトマン 黄金の化身を信じて 手に入れし野望儚く彼方へと消えゆくは記憶 時を巡る歯車疑視めて願うは父よ
178:1◆0sA8GVLJwJ07:20/06/08(月)14:06:09 ID:GI7主 ×
(そんなに俺から返事欲しいの?
そんなに俺のこと気になるの?
会ったこともない俺に囚われてる人がこんなにたくさん(一人とかかもしれないけど)いて、かなり戸惑うわ
試験勉強したりJDとデートしたりで忙しい中1回だけ返事してあげるから感謝してね
全員そうなんだけど、自分に都合の良い誤った情報を根拠にイキるの、見てるこっちがすごく恥ずかしくなるからやめてほしい…
煽られたと思った人がたくさんいて大発狂大集結したのは分かったし答え合わせ完了したから、まあもう良いよ、ありがとね…)