とりあえず文化紹介やら現地の人らとの会話書きつつ、写真もいっぱい載せてくわ
あと、1月16日にカメ五郎さんとサバイバルの対談イベントするから、興味ある人は観てくれると嬉しいで
本:
動画:
引用元: ・【写真】列車で中国横断して中央アジアまで行ってきたで!
https://i.imgur.com/rTMSdwY.jpg
成田→上海→ウルムチ(新疆ウイグル自治区)→アルマトイ(カザフスタン)→キルギス
https://i.imgur.com/maY8I4s.jpg
リュック
ええやん
確かに久しぶりやね
あけましておめでとうございます!
あけおめことよろ!
これからも隙あらば海外放浪行くつもりやから、よろしくお願いします!
飛行機に乗り3時間ほどかけて上海に到着
https://i.imgur.com/a0hW2SR.jpg
トイレはあんま日本と変わらへんな
途上国のキルギスやと穴掘るんが主流なんやが
キルギスの参考動画:
到着後、チケット発券のためにバスで駅へ行くと強い雨が降り出した
https://i.imgur.com/OQ1sXqc.jpg
元々の予定ではこのあと上海動物園に行くつもりだったけど、この雨ではバックパック内のドローンやPCが無事では済まないだろうから諦めることにした
ウルムチへの乗車券を発券後、腹が減ったので何か腹ごしらえを…と思ったものの、時刻は朝8時半頃でコンビニ等しか開いていなかった
せっかくの上海だ、コンビニで腹いっぱい食べるのはもったいない気がする
そんなわけで外の安全そうな所で雨宿りしつつ体を休めていると、そこのビルの警備員のおじさんが声をかけてくれた
中国語は簡単な単語しか聞き取れないが、どうやらビルの裏通路で休んでもいいよ、と言ってくれているようだった
おじさんが指を指す方へ進み、コンビニなどが入っているビルの裏通路へ入っていくと、既に従業員の方が2名ほど休憩をしていた
https://i.imgur.com/o4W3ydn.jpg
こういうイレギュラーな状況では、挨拶をした方がいい場合もあるし、何もコミュニケーションを取らないのが正解の場合もある
従業員の方の様子を見る限り、どうやら今回は後者のようだったから、邪魔にならずかつ不自然でない場所へ座り、少し休むことにした
もう少しで飲食店が開店し始める
今回は無座は売っていなくて「硬座」つまり普通の席が売っていたのでそちらを購入することにした
上海からウルムチまで40時間でチケット代は5800円ほど
あと2000円くらい多く出せばベッドのある席がとれるが、これは約2年ぶりの海外に体と心を慣らすためのウォーミングアップでもあるから快適さは必要ない
とはいえ正直硬座でも快適すぎるぐらいだ
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3人がけの座席は柔らかく、窓側には小さな机もあるので色々な姿勢で寝慣れている人間にとってはベッド同然だった
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さあ、中国横断へ出発だ!!
動画:
さすがにそれは無いな
ワイの座席は日本で例えると夜行バス4列シートぐらいの快適さや
でもちょっとだけ料金上乗せして寝台チケット買えばめっちゃ快適やと思うで
40~48時間列車に乗りっぱなしやねw
上海トルファンで硬座移動した人でさえ「地獄を見た」とか言ってたで
何よりも中国人のマナーが地獄やと
ワイの感覚がおかしいんか、あまりそういうのは感じんかったね
常にガヤガヤしててうるさかったのは確かやけど寝れんほどではなかったし
アフリカのぎゅうぎゅう詰めの長距離バスやタクシー乗ったり、でこぼこの場所で野宿したりをようしとるんや
はえ~ 発展するにつれてマナーも改善したんかな
こん時は貧乏旅がしたかったから、目的地のキルギスまで片道食費交通費込みで3万円以内やったと思う
はー、ユーラシア横断!って感じでえぇなぁ!
中国なら往復航空券も安いし、ロシアのビザが取れそうやったらやってみたいなぁ
なんやろ、細い仕事を色々しとる
普通にPCエンジニア系で会社勤めもするし、外国での放浪記を本にさせてもらったり連載させて貰ったりもするし、フリーランスとしてプログラミングとか翻訳とかもするし
旅館とかに住み込んで働くリゾバも好きやな!
今は主に東京でITエンジニアとして簡単な在宅ワークやっとる
な!
横断列車で景色がどんどん変わっていって最後の方砂漠になってすごい良かったわ
馬旅えぇで!
人が乗れるオスの馬は6万円から売ってるで!
せやなぁ、こういうモンゴル系の人らの雰囲気とか暮らし大好きやわ?
せや、ワイは死ぬまで自分に酔い続けられるような満足度満点の人生を目指しとるで!
サンガツ!
新潮社から出版されてて品質は確かやから、良かったら読んでくれるとめっちゃ嬉しいで!
はえ~
この前ロシア人の友人に教わったんやけど、イシククルのクルってのはキルギス語で言う「湖」って意味らしいで
つまりイシククル湖ってのはイシク湖湖ってことや
shinano gawa riverと似てるよな
あー、なんかそうらしいなぁ
現地の人も言うてたわ
サハラ砂漠とかもそのパターンらしい
努力を伴う行動力って意味なら、やっぱ努力した先の気持ち良さを知ることとちゃう?
山登りとか楽しめる人なら共感できるかもせんけど、頑張ったらそれ相応以上に素敵な体験とか気持ちえぇ成功とかができるって知れば、それがモチベーションになるからな
最初はちょっとしたことでもきっかけになると思う
ワイはそれで楽しく頑張れてるとこもあるで
行動の瞬発力付けたいって意味なら、飛び込み営業とか路上でのキャッチバイト、ナンパとかがえぇで
成功体験って点で上と共通しとるから瞬発力ついでに努力とか試行錯誤も好きになるかもな
10年ぐらい前はやりまくっとったわ
せやで
前の本出した時の対談と、プライベートで西丹沢にヤマビル食いに行った時とでお会いするのは3回目や
ほんま仏みたいに人間出来てるすげー人やね、カメさんは
雨がぱらつく上海を出発して中国北西部のウルムチへ
周りにはロシア語話者や英語話者は一人もいなかったから、意思疎通は簡単な中国語とあとはオフライン翻訳に頼りつつ列車での時間を過ごす
この列車には熱湯が出る蛇口があるからカップ麺を2つほど買って持ってきていた
こっからいつでもお湯が調達できる
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カップ麺の中に折りたたみフォークが入っとるから箸とか何も持ってなくても食える
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食堂車での食事は基本的に割高なものの朝食は20元(300円くらい)でパンやお粥、ゆで卵にサラダがついてリーズナブルだ
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新疆ウイグル自治区のウルムチが近づいてくると、あたりの景色は砂漠へと変わった
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岩や砂に埋め尽くされた景色はやっぱりいつ見ても美しくて、どこまでも遠くへ歩いて行ってみたくなる
死ぬ時は絶対に砂漠がいいと常日頃思っているくらい、砂漠が好きだ
なんというか、「生命の成れの果て」にふさわしい場所のように感じる
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果物やお菓子、食料品の販売カートも時々来る
丼ものとか安くで売っててそこそこ旨い
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それパンじゃなくて中国の饅頭や、肉が入ってない味のない肉まんみたいなやつ
ほんまやね
肉まんの生地やわ
はえー、あれ饅頭やったんか
勉強になったわ
40時間でチケット代は5800円は激安
なんでこんなに安いの?
物価だけの事?
んー、物価もあるやろうけど主に快適度の問題ちゃう?
日本みたいな綺麗さや快適さ、サービスは期待したらあかんけどその代わり安いんや
中央アジアはマジでえぇで!
自然がめちゃくちゃ雄大で人が温かくて観光地化も比較的進んでへんから、都会の喧騒を忘れてゆっくりできるで
やっぱり他の乗客と交流したり日記つけたりしたか?
今回は主に景色眺めてる時間が多かったかな
そのほかは時々周りの人らと絡んだりオフライン地図で現在位置やルート確認したり、日記書いたりしとった
そして数時間後、昼前にウルムチに到着
長距離バスのターミナルへ
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とりあえず看板を頼りに進んでみるけど、ここまでくればロシア語が少し通じるので大丈夫だろう
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チケット売り場に到着して販売員にアルマトイ行きの寝台バスのチケットを売ってくれるように言うと、販売員は顔を曇らせた
販売員
「チケットは売れるけど、今日はバス出ないかもしれないなぁ」
おれ
「どうしてですか?」
販売員
「式典があるから国境へ行く人が少ないんだ
今のところ君と後ろのマダムだけ
あと3時間で受付は終わるからねぇ…」
後ろを振り返ると赤茶色の髪をしたご婦人が大きなスーツケースを持って順番を待っていた
顔立ち的にはカザフスタン人だろうか
どうやら人数が足りないらしい
人数少ないと欠航になる。海外アルアルだわ
あるあるやねw
特に陸路国境では多いから、初めて会った旅人と作戦会議したりするんが楽しいわ
となると宿を取るしかないだろうか…
ウイグル人が暮らすこの自治区は中国の中でも非常にデリケートな地域であり、ウイグル自治区で野宿したという実績を作ろうものなら出国がめちゃくちゃ面倒になるだろう
実際、以前ここの国境を通った時は4,5時間拘束されて何度も荷物を開けさせられ、家族構成や職業、結婚状況などを事細かに聞かれたことがあった
悩んでいると、販売員がロシア語で話しかけてきた
販売員
「君、もし国境までで良ければ行けるけど、どうする?
さっきのマダムも加わればこっちはバスが出せる」
国境まで移動して乗り継ぎという提案は、外国を陸路移動しているとよくあるパターンだ
国境付近で乗り継げば、ぼったくられない限りは少し安く移動できる
ただし、国境前後の手続きなどでけっこう面倒なことにはなりやすい
とはいえこのくらいの面倒なら許容範囲だし、意外と所持金も少なかったから乗り継ぎをすることにしてチケットを購入することにした
おれ
「分かった
カザフスタンへはそれで行くよ」
販売員
「良かった!
売り場はあっちだ
マダムはどうする?」
販売員が、ちょうど居合わせた先程のご婦人に声をかける
ご婦人はバスが無くなったことに対してかなりご不満のようだったけど、結局納得して、おれと同じく国境まで行く寝台バスのチケットを取ることになった
国境超えて翌朝着の国際寝台バスの案内
7,000円くらい
https://i.imgur.com/L1ohl1E.jpg
しばらくすると若者は残念そうな表情になり、それからこちらを向いて英語で話しかけてきた
若者
「こんにちは
俺もアルマトイに行こうとして3日前からここに来てるんだけど、中々バスが無くて
君と同じ方法で行くことにするよ
俺はミァレス
よろしく」
おれ
「よろしく
おれはGoで、日本人」
その場の流れでご婦人にも挨拶する
おれ
「はじめまして
日本人のGoです
アルマトイへ行かれるんですか?」
ご婦人
「えぇそうよ
ただの旅行なんだけど、中々大変そうねぇ笑
私はミィラ
あなたロシア語が話せるのね、珍しいわ
大学で勉強したの?」
おれ
「独学です
日本の大学では教育を学んでいました」
ミィラおばさん
「あらそうなの!凄いわね!
私は先生をしているのよ
よろしくね」
こうして、おれ、ミァレス、ミィラおばさんとその後加わったアイーダという年上女性の計4人で中国国境を越えてアルマトイへ向かうことになった
さぁ!
外国の陸路旅らしく、楽しくなってきたぞ!
https://i.imgur.com/CbbzVWR.jpg
コメント
こんな行動力は素直に羨ましいな