6時00分 幌延駅前
https://i.imgur.com/Cj72R7u.jpg
( ^ω^)「今日はワークショップと講演会だから、早起きしなくてもいいけれど…」
( ^ω^)「せっかく幌延にいるんだから、駅巡りをしない理由はない!」
https://i.imgur.com/SDAmhHN.jpg
( ^ω^)「おはようございます、早いですね」
Kさん「おはようございます、昨日の様子が道新に載ってますよ」
( ^ω^)「おー、ホントだ!社会面だから今度は全道に伝わりましたねw」
https://i.imgur.com/ii0y5qn.jpg
( ^ω^)「示し合わせた訳じゃないのに、Mくんもやって来たな」
( ^ω^)「鉄たる者は始発から動くのが基本ということだねw」
6時21分 幌延発
引用元: ・滞らずに正々堂々と秘境駅に行ってきたから写真うpする
前の記事
本当にイッチはタフだよね
寝るのはどこでもできますから、旅先では動かないとw
https://i.imgur.com/U2rXPjE.jpg
( ^ω^)「今日の朝練は南幌延!」
https://i.imgur.com/SHnk7Kv.jpg
( ^ω^)「KさんとMくんはこのまま南下するみたいだね」
( ^ω^)「二人ともまた次のクリパに来てくれるはず…」
( ^ω^)「このシンプルさ、北海道の小駅らしさが詰まっていて良いよなぁ」
https://i.imgur.com/tIp6hes.jpg
( ^ω^)「おじさーん、おはようございます!」
おじさん「やあ、一人だけかい」
https://i.imgur.com/xeYpVml.jpg
おじさん「昔はこの辺りも40軒くらい住んでいたけれど、今は7軒だけになってしまってね…」
おじさん「ひとまず駅は残ったけれど、JRは2年を区切りで考えているそうだよ」
おじさん「その後はどうなるか分からないねぇ」
(; -ω-)「そうですか、町の協力があっても安泰ではないんですね…」
( ^ω^)「そういえば、おばさんが駅ノートに返事を書いているんですよね」
おじさん「最近は体調が優れなくてね、たまに書いているくらいかねぇ」
( -ω-)「そうでしたか、無理せずお大事にしてもらわないと…」
https://i.imgur.com/z0jkgXB.jpg
Σ( ゚ω゚)「おっと、もう迎えの列車が来ちゃいましたね」
おじさん「ああ、講演会には行くから」
( ^ω^)「じゃあ、また向こうで会いましょう!」
6時51分 南幌延発
駅前に住んでいるおじいさんです
糠南クリパにも地元民として参加してくださっているんですよ
https://i.imgur.com/dui7bPg.jpg
https://i.imgur.com/906FPLW.jpg
( ^ω^)「次は一駅戻って上幌延!」
( ^ω^)「町内の他の駅は結構降りているけれど、ここはこれで2度目なんだよね」
https://i.imgur.com/Z2sKEdL.jpg
https://i.imgur.com/znYSoTE.jpg
( ^ω^)「レールが曲がっているから、昔は列車交換が出来たんだな」
( ^ω^)「向かい側にもホームがあったはずなのに、そんな感じには見えないな…」
https://i.imgur.com/QE2pBFn.jpg
(;^ω^)「上幌延の駅舎はあまり傷んでいないのが不思議だよな」
( ^ω^)「近くに牧場があったはずだけど、草が茂ってよく見えないな」
( ^ω^)「夏のほうが秘境度が増して良いね」
https://i.imgur.com/AzUbi6b.jpg
( ^ω^)「駅前のお宅はちゃんと住んでいるようだね」
( ^ω^)「生活感が出ているのが他の駅との決定的な違いかな」
幌延駅が管理していて、たまに見回りや掃除に来るのでしょう
https://i.imgur.com/InaaJML.jpg
( ^ω^)「待合の中はしっかり掃除されていて過ごしやすいな」
( ^ω^)「朝の爽やかな空気も相まって、実に快適な空間だよ」
https://i.imgur.com/NBm7XyV.jpg
( ^ω^)「前に書き込んだ駅ノートも無事だな」
( ^ω^)「あっという間に30分経っちゃったな」
( ^ω^)「町内の他の秘境駅に比べると地味だと思っていたけれど、十分魅力的な駅だね」
7時27分 上幌延駅出発
https://i.imgur.com/7ihE3W8.jpg
( ^ω^)「さて、幌延の街まで歩いて戻りますか」
( ^ω^)「ふーん、ペンケオポッペ川ね」
( ^ω^)「半濁点が多くて愛らしい響きだなwww」
https://i.imgur.com/eKkt6l0.jpg
( ^ω^)「今日も利尻富士がくっきり見えるぞ」
( ^ω^)「眺めがいいとテンションも上がるねw」
Σ( ゚ω゚)「これは明らかに学校の門柱だろ?」
( ^ω^)「気になるな、行ってみよう」
https://i.imgur.com/RmzH9EK.jpg
( ^ω^)「生活改善センターの建物は元々校舎だったのかな」
https://i.imgur.com/5r034Ry.jpg
( ^ω^)「教育発祥の地ということは、幌延で初めて学校が出来たのがここか」
( ^ω^)「上幌延が町の中心だった時代があったという証拠だな」
( ^ω^)「この道も北緯45度の通過点を標示しているのか」
( ^ω^)「一応記念写真でも撮っておくかなw」
https://i.imgur.com/gDf3FSG.jpg
( ^ω^)「あと少しで幌延の市街地だな」
8時50分頃 幌延到着
https://i.imgur.com/Qg2FCU9.jpg
( ^ω^)「ただいまー」
( ^ω^)「まだチェックアウトしていないから、部屋に戻って一休みしよう」
( ^ω^)「ついでに風呂にも入って汗も流しちゃおう」
https://i.imgur.com/UynoDEN.jpg
( ^ω^)「ここが講演会の会場か、新しくて立派な施設だね」
Yさん「>>1さん、こっちの部屋ですよ~」
https://i.imgur.com/YvA2j7r.jpg
( ^ω^)「え、広いホールでやるんですか?」
Yさん「いえ、あっちですw」
https://i.imgur.com/C3Bbrj4.jpg
( ^ω^)「ステージの上ですかwww」
( ^ω^)「昨日斬新な場所でやるって言っていたのはそういうことでしたかw」
( ^ω^)「一番最初に石田さんに言われてしまったのですが…」
( ^ω^)「駅の魅力をもっとお伝えしておかないといけなかったな、もったいなかったなと思いましたね」
石田さん「>>1さん何のためにいるんですかwww」
Yさん「てっきり車内でレクチャーがあったもんだと思っていましたw」
石田さん「ウチのももう一度戻りたいって言ってましたよw」
Yさん「そういう部分も含めて、パンフレットで見どころを紹介してもいいかもしれませんね」
https://i.imgur.com/MQfanhI.jpg
( ^ω^)「いろいろ意見が出ましたね」
( ^ω^)「ぜひこれからの観光振興に生かしてもらって、また楽しませてください!」
12時00分頃 ワークショップ終了
駅の魅力って一般の人に通じるんか?
糠南の珍しさや雄信内の渋さは理解できる…と良いのですがw
こういう所が良いよという紹介がないと、一般人はスルーしてしまいますから
https://i.imgur.com/TVQZAwJ.jpg
石田さん「皆さん初めまして、石田ゆうすけと申します」
石田さん「今日は休日のこんないい日にお越しいただき、ありがとうございます」
石田さん「あちこち呼ばれていろいろな所で講演しているのですが、幌延町が最北です」
https://i.imgur.com/MoiJbSF.jpg
石田さん「今回のイベントの前に、増毛から宗谷岬まで走ってきました」
石田さん「あちこちの雑誌やブログにも書いているんですが、オロロンラインほど気持ちいい道は世界中でもないと思うんですね」
石田さん「今回妻と走ってみて、こういう道はなかなかないと再確認してきました」
石田さん「意外と地元の方ほど気が付いていないのではないかと思って、ご紹介させていただきます」
石田さん「増毛から宗谷岬までの250キロは、世界中の人にサイクリングコースとしてオススメしたい道です」
石田さん「これまで見てきた景色がどんどん良くなっていって、クライマックスの道道106号線!」
石田さん「そして宗谷岬というはっきりとしたゴールがあるからいいんですね」
石田さん「妻が自力で宗谷岬に来るのは初めてなので、どんだけ感動するかなと期待していたんですが、ケロっとしてましたw」
石田さん「民宿に泊まった晩飯の時に泣いてましたね、そこが感動ポイントなんだなとwww」
一同「wwwww」
石田さん「ドラマ性と景色がそろった最高の道を気軽に楽しめるようなものを提供すれば、どんどん人が集まってくると思います」
石田さん「地平線に道が真っすぐ伸びているだけでも気持ちいいんですけど、そういう道はたくさんあるんです」
石田さん「世界のそういう道のほとんどは砂漠で、色が茶色とか灰色で殺風景なんですね」
石田さん「ここを一日中走ってみてください、いつまで続くんだと嫌になってきますw」
https://i.imgur.com/90SKUrS.jpg
石田さん「だけどオロロンラインは緑のうるおいがあって、しかも利尻山があるという、こんな所意外とないんです」
石田さん「地元の方は、何もないのにこんな場所によく来るねと言うのですが、何もないのを見に来ているので、これがいい!」
石田さん「秘境駅も衰退の象徴でしょうから、そんなに表に出したいものではないのかもしれません」
石田さん「でも、旅行者の僕たちからすると、絶景と秘境駅があるだけで物凄いポテンシャルなんですね」
石田さん「これをもっと生かす第一歩となるイベントになったらいいな、と心から願っています」
石田さん「では、世界一周の話をしようと思うのですが、なんでこんな事を始めたのかを簡単に説明します」
石田さん「僕の生まれたのは和歌山の白浜ってとこで、西日本でも最大規模の観光地なんですね」
石田さん「たくさんの観光客が来るんですけど、本州最南端の潮岬を目指して自転車で来る人がいるんですよ」
石田さん「子供のころからそういう人を見て、カッコいいな、自由だなと思っていたんです」
石田さん「で、15歳の頃に和歌山を一周したんですけど、自転車を漕ぐたびに世界が広がって、いろんな人と出会うんです」
石田さん「そして16歳で近畿一周をやって、今度は日本一周を目標にしたんです」
石田さん「そして大学生の時に自転車で日本一周したことで、夢をやりきった充実感と寂しさがあったんです」
石田さん「自転車を漕ぎながら海を眺めていたら、もっと大きい世界が向こうにあるやないかと気付いたんですね」
石田さん「せっかく生まれてきたんだったら、世界中全部自分の足で旅して、自分の目で見てやろうと」
石田さん「世界中のいろんな人と友達になったら、自分の人生に満足できるんちゃうかなと思って、やったろうと思ったわけです」
石田さん「まずは大学4年の時に2ヶ月かけてニュージーランドを周って、自信をつけました」
石田さん「卒業してサラリーマンになって、3年3ヶ月で550万貯めました」
石田さん「これだけ貯めれば世界一周できるやろというところまで来たんですけど、いざとなったら怖くなってきたんです」
石田さん「このまま会社に残って安定した人生を送るというのもあったと思います」
石田さん「それでも、後悔しないほうを選ぶという判断基準に従って、世界一周の旅に出たんです」
石田さん「まず僕の自転車を紹介しましょう」
石田さん「はい、ほぼ見えませんねw」
石田さん「これ自転車と荷物を合わせて75kgありましたw」
以降のお話は、石田さんの著書『行かずに死ねるか! 世界9万5000km自転車ひとり旅』に沿った内容でしたので、興味のある方はご一読いただくのが良いかと思います
ちなみに私も旅から戻ってポチりましたw
https://www.amazon.co.jp/%E8%A1%8C%E3%8B%E3%9A%E3%AB%E6%AD%BB%E3%AD%E3%8B%E3%8B-%E2%95%E4%B8%E7%8C9%E4%B8%875000km%E8%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E3%B2%E3%A8%E3%8A%E6%85-%E5%B9%BB%E5%AC%E8%8E%E6%87%E5%BA%AB-%E7%9F%B3%E7%B0-%E3%86%E3%86%E3%99%E3%91/dp/4344409590/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1562597934&sr=8-1
モノがあふれる現代だからこそですね
石田さん「今日のテーマである、地球を走って見えたものが二つあります」
石田さん「アフリカでボロボロになりながら走っていた時に、生きているって当たり前のことが奇跡なんだと実感しました」
石田さん「だからこそ、これからの残りの時間を思い切り生きたい、もっと頑張れって奮い立たせられるようになったと思います」
石田さん「もう一つはちょっと大げさなんですけど、運命感が変わった気がします」
石田さん「最初は人生には抗いようのないレールがあって、そこに乗っていくのだと思っていました」
石田さん「それでも自分の足で7年間自転車を漕いできて、レールは無数にあって、自分で選んでいるんだと気づいたんです」
石田さん「そのおかげで人生が楽しくなって、大きな財産になったなと思っています」
石田さん「ちょっと長くなっちゃいましたけれど、これで僕の話を終わります」
15時50分頃 講演会終了
( ;∀;) イイハナシダナー
石田さん「いや~、予定より長く喋っちゃいましたけど大丈夫でしたかw」
( ^ω^)「ドキドキも感動もあって、あっという間でしたよ!」
そのまま駅前の店で行われた反省会に参加
https://i.imgur.com/VnTMnP3.jpg
石田さん「強盗に襲われた話あったでしょ?」
( ^ω^)「いや~、あれはまさに命拾いしましたよね」
石田さん「実はそうなるのも織り込み済みで、重要な荷物は先に送っておいたんですよw」
Σ(; ゚Д゚)「ええっ、それも覚悟の上で砂漠を横断したんですか!」
石田さん「旅先で出会った人の住所録とスケッチブックを奪われたのは惜しかったですけどねw」
>>1、再び石田さん達と旅の話で盛り上がる
( ^ω^)「これから苫小牧まで行きますので、少し早いですがお先に失礼します」
( ^ω^)「今回も皆さんに良くしてもらって、大変お世話になりました」
Yさん「クリスマスにまたお会いしましょう!」
( ^ω^)「ええ、また連絡します!」
18時40分 幌延発
https://i.imgur.com/k5y4M8z.jpg
( ^ω^)「今日も利尻富士が夕陽に映えるなぁ」
( -ω-)「ここからがまた長いんだよね…」
会社に勤めて生活することだけが全てじゃないんだよな
石田さんはご自身を実は小心者で病弱だと評していました
一歩踏み出す勇気さえあれば、やはり道は開けるのかもしれませんね
いい話を聴くことができたと思います
手を加えすぎると「何もなさ」が崩れるので難しいですよね
幌延町のこれからの取り組みにも注目していきたいです
https://i.imgur.com/hoKZOPy.jpg
( ^ω^)「特急料金が節約できるから、ここで普通列車に乗り継ぎだ」
https://i.imgur.com/P6mGACL.jpg
( ^ω^)「こ~の~ま~ま君を連~れて~行く~よ~」
( ^ω^)「手稲~手稲手稲~に」
24時12分 苫小牧着
https://i.imgur.com/N4RWvwr.jpg
(;^ω^)「夕方まで道北の幌延にいたのに、苫小牧まで移動できるものなんだね」
この日は苫小牧駅近くのホテルに一泊
https://imgur.com/pO7kHlw.jpg
(; ~ω~)「今日の日記は絶対に間に合わないな」
(; ~ω~)「もう2時を回ったし、明日も早いから諦めて寝るか…」
26時00分 消灯
3日目の移動経路
https://drive.google.com/open?id=18CzG3GUc2OOIUMcPihiTvT5g0uyM77GE&usp=sharing
コメント